人生も折り返し。知らないといけない事はまだまだたくさんあると思う。
先日ケンタッキーフライドチキン通称ケンチキを食べました。
美味しいですよねケンチキ。
食べたくなるなるケンタッキー言うぐらいですからね。
でもね、気づいたんです。
あ、正確には、前回気づいてました。
今回で確信に変わりました。
ケンチキ食べたら下痢します(泣)
ケンチキが悪いわけじゃない、ケンチキを消化しきれなくなった私が悪い。
そろそろ食生活を考えなければならない35歳原口ですこんにちわ。
2ピースまでですね。3いくと下痢です。
あ、あくまで私はです。ケンチキは悪くありません。
で、
そんな下痢とも(食事中の方すみません)おさらばしてる月曜日。
観に行ってきたのでご報告を。
※ここからは少しだけ映画の内容に触れますので、今から見に行かれる方など、ネタバレが嫌な方はこのまま消してください。
「八重子のハミング」
【ストーリー】
山口県のとあるホール。「やさしさの心って何?」と題された講演。
妻・八重子の介護を通して経験したこと、感じたことを語る白髪の老人、石崎誠吾。
「妻を介護したのは12年間です。
その12年間は、ただただ妻が記憶をなくしていく時間やからちょっと辛かったですいねぇ。
でもある時、こう思うたんです。妻は時間を掛けてゆっくりと僕に お別れをしよるんやと。
やったら僕も、妻が記憶を無くしていくことを、しっかりと僕の思い出にしようかと…。」
誠吾の口から、在りし日の妻・八重子との思い出が語られる。
教員時代に巡り会い結婚した頃のこと、八重子の好きだった歌のこと、アルツハイマーを発症してからのこと…。
かつて音楽の教師だった八重子は、徐々に記憶を無くしつつも、
大好きな歌を口ずさめば、笑顔を取り戻すことも。
家族の協力もあり、夫婦の思い出をしっかりと力強く歩 んでいく誠吾。
山口県・萩市を舞台に描く、夫婦の純愛と家族の愛情にあふれた12年の物語。
(八重子のハミング公式サイト抜粋)
マルヤガーデンズ7階「ガーデンズシネマ」にて上映中のこの映画を観てきました。
なんて書いたらいいんでしょうね…。
んんん…
正直「考えさせられた映画」でした。
ありがたいことに私の周り(妻も含めて)には今認知症になってる親戚また、知り合いはいません。親も元気に過ごせているし、妻や友達に関していうならアルツハイマーになるというイメージが全くわきません。
ありがたいですホント。
だから、どちらかというと「逃げてきた映画」というか…
あえて見なかったジャンルというか。
だから、ショックでした。
主人公の石崎誠吾(升毅)が発病してしまった「癌」。
これは私の周りで闘ってきた人を見たことがあるし、祖父に関しては最後の最後まで闘っている姿を見せてくれました。
だから「癌」に関しては少しだけ分かるというか…
あ、癌の人と関わることが少しだけという意味で…
でもこの「認知症」は、病名を知っているだけ、症状も知ってるだけ、それだけでした。
劇中で妻(高橋洋子)が若年性アルツハイマーにより、色々な記憶や思い出を忘れていく姿は、ものすごく考えさせられました。
徐々に徐々に、最後には自分(夫)のことまで忘れていくんですよ…
ある意味1番残酷な病気なんじゃないかな…と。
いや、全ての病気が最悪で、残酷なんです。
全て。全てです。
でもこの「忘れていく」という病気はなんか悲しいというか…
「あー。そんな事もあったね〜」
とも言えないわけです。思いだすということが、できなくなってしまうわけです。病気の人がね。
それって残酷すぎませんか…
癌とか他の「記憶がそのままの病気」は、
「一緒に頑張ろう!」とか勇気づけられたり、相手を思いやってあえて嘘をついたり…(祖父の時がそうだった)
それができない。
病気の途中で寝たきりになるのとは違って、目の前で話せるのに覚えていないんですよ…
苦しいだろうな…
悲しいだろうな…
実際問題、今この認知症と向き合ってる方はたくさんいらっしゃると思います。
病気の方も、看病してる方も…
「その方々の為に何かしてあげたい」などと大それたことは言えません。言えるわけがない。
でも、その病気があるという現実からは、今後逃げないように、今の生活に感謝して、自分なりに向き合っていけたらいいなと思います。
終盤に、「人間怒りに限界があっても、優しさに限界はない」というセリフがありました。
まだその境地が分かる人間性ではありませんが、いつか分かることが出来るように、歩いていきたいと思います。
この映画を知る機会をいただいた南しんぽうさん海老原先生、そして西田聖志郎さんありがとうございました。
またお話聞かせてください。
横で飲みすぎたうえに、シャツの色かぶってすみませんでした(笑)
よし、皿は洗った。